本で人は幸せになれるか

本を読むことで人は幸せになれるのか。本の中から人生をどのように生きていくかを学びます。

幸せになるのは義務?!アランの「幸福論」②

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 アランの「幸福論」の中にある想像力は毒なのでないかという話。

 

まったくその通りです。

 

ある方に私の子供が学校に行って虐められたらどうする?…と話されてとても不安になったことを思い出します。今1歳なのに、今考えても悪い想像しか出てこないことは明白です。

 

人生の中で不安な要素などいたるところに転がっています。

 

・大地震が起こったらどうしよう。

少子高齢化の日本はこれからどうなる?

・宝くじが当たったら家に強盗が来るのではないか。

イエローストーンが噴火したら人類が滅亡する。

・今大事な話をしているのにおならが出たらどうしよう。

・いま話している人がおならをしたらどう対応したらいいのだろう。

・韓国の原発が事故を起こしたら、日本で脱原発なんていっても意味がないのではないか。

北朝鮮のミサイルが飛んで来たらどうしよう。

・ハニートラップに引っかかったら人生が破滅する。

・会社がなにか不正を働いていて業務停止になる。

・大好きなコンビニのミルクフランスパンがこれ以上値上がりしたらどうしよう。

 

様々な想像が苦しめてきます。

 

自分がどれだけ気を付けていても、子どもが問題を起こすかもしれない…どうしよう。

 

 

そうなったらもうノイローゼです。

 

 

教訓ーけっして人に向かって顔色が悪いなどと言わぬこと。(P114)

 

 

想像力はすべて良いものとは言えない、むしろ悪影響という話。

 

想像している暇があったら行動!行動しかない!とアドラー心理学も言ってます。

 

また、他の人へのネガティブな影響を考えると自分の口から出る言葉は人を元気にするものだけにしたいものです。

 

幸福になるのは義務!?アランの「幸福論」①

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 しあわせになりたい!

 

最近になってアランの「幸福論」の存在を知りました。

幸せになるのは義務とはどういうこと?

 

 

アランAlain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエフランス語:Emile-Auguste Chartier1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国フランス第二帝政ノルマンディーモルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者評論家モラリスト[2][3][4]

ペンネームアランは、フランス中世の詩人作家であるアラン・シャルティエ英語版に由来する[5][6]

1925年に著された『幸福論 (アラン)フランス語版』で名高いが、哲学者や評論家としても活動し、アンリ・ベルクソンポール・ヴァレリーと並んで[7]合理的ヒューマニズムの思想は20世紀前半フランスの思想に大きな影響を与えた[8]

体系化を嫌い、具体的な物を目の前にして語ろうとしたのがアランの手法で[9]理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じた[2]フランス文学者の桑原武夫は「アランの一生は優れた「教師」の一生であったと言えよう」と評している[10]。また、アランの弟子で同国出身の小説家、評論家であるアンドレ・モーロワ1949年にアランの伝記や教えをまとめた『アラン(Alain)』の中で、アランを「現代のソクラテス」と評している[11]。(Wikipediaより引用)

 

幸福論 アラン 訳白井健三郎 集英社文庫

 

読んでみると、アドラー心理学引き寄せの法則にも通じるところがあり、とても興味深いです。

 

成功したから満足しているのではない。満足していたからこそ成功したのだ。(P70)

 

「いま無いものは永久にない」岡本太郎の言葉にも似ているのではと思います。引き寄せの法則は「ゆるぎない確信」が必要だと言っています。確信したことが現実であり、現実になると。

 

アドラー心理学は、原因には言及しません。満足している原因は、成功したからだとはならない。

逆に言うと、自分が満足していないのは成功していないからだということになります。アドラー心理学は原因には言及しないので、今に満足していないのであれば、成功したからといって必ず満足するわけではない。成功したとしても不幸な人はまた、満足していない理由を探すのではないかということになります。

 

アドラーに言わせると「今に満足できないのであれば、永久に満足しない!」ということでしょうか。

 

成功するから幸せになるのではなく、幸せだから成功する。

 

もちろん、事実は変えられません。

 

しかし、○○だから不幸なのか、○○だけど頑張ろう!と考えるのは自分自身なのです。

 

そんなに人生甘くないとも思いますが、アランも岡本太郎も、アドラーも大戦で従軍したりと、今の私たちとは比べ物にならないくらいの厳しい時代を生きてきた人たちなのです。

その人たちが出した人生の真理です。真実なのでしょう。

 

もっと深く掘り下げて行きたいと思います。

 

ふつうの人ってなに?精神障害について考えてみよう

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今年度に入って精神障害をお持ちの方と付き合うことが多くなりました。

 

精神障害について調べるうちに宇都宮病院事件というものを知りました。

 

宇都宮病院事件(うつのみやびょういんじけん)とは、1983年昭和58年)に、栃木県宇都宮市にある精神科病院報徳会宇都宮病院で、看護職員らの暴行によって、患者2名が死亡した事件である。(Wikipediaより引用)

 

その流れで出合いました。

 

ルポ◇精神病棟 大熊一夫 朝日新聞社 

 

かなり衝撃的な内容で、精神障害とはなにかと考えさせられました。

 

このルポルタージュは、患者として「精神病院」に入り、そこで体験したこと、見聞きしたことを克明に書きつづったもので、その当時としては画期的なものでした。確かに30年以上前という昔の記事ですが、不幸なことに、ここに書かれていることは今でもほとんど現実は変わっていません。未だに日本では病者に対する隔離・収容政策が行われ、30万人以上もの人たちが「精神病院」に閉じこめられています。  信じられない方もおられるでしょうが、ここに書かれていることは、今でも現実のことです。また、電気ショック療法も復活してきています。変わったことと言えば、「適正手続き」と一見病院がきれいになったことぐらいで、入院患者に対する「医療」・「処遇」は今もほとんど同じです。ですから、この本は歴史的な記録などではなく、今の現実の「精神病院」の中の実態を知るために必要な本です。出版社にはこれからもこの本を絶版にしないようにお願いしたいです。  この本の中では、筆者が当時この記事を書いたときに非難されたことを、四つの例に分類して、それぞれに反論をしています。このような非難は今でもあります。その点についても参考になる本です。  この本は多くの人に読まれて欲しいと願っています。 (Amazon 商品の説明より)

 

 1981年発行の古い本ですが、聞く話ですが、精神病院はきれいにはなっているが、内実はあまり変わっていないとのことです。

 

この本では、精神病院に患者と「偽って」潜入取材するところから入ります。そして、精神病の「患者」と自らの違いについて考えます。

 

そもそもふつうってなに?

 

化学らしさには分類がつきものだ。精神病質も例外ではない。「これには十のタイプがある」とドイツの精神医学者クルト・シュナイダーは主張した。

①意思が弱く、誘惑されやすく、根気のない「意思欠如型」

②同情心や後悔、良心に欠け冷酷、残忍な「情性欠如型」

③信念が極めて強く、反対者に闘争的な態度をとる「狂信型」

④自分を実際以上にみせようと大げさに話したり、嘘をついたりする「自己顕示型」

⑤ちょっとしたことでカーッとなる「爆発型」

⑥落ち着きがなく軽はずみで、争いを起こしやすい「発揚型」

⑦気が変わりやすく周期的に不機嫌のとりこになる「気分易変型」

⑧人生に懐疑的で生きる喜びがもてない「抑鬱型」

⑨体の具合がいつもすぐれぬ「無力型」

⑩自信がなく、自体が順調に進まぬ状況や不幸な事件にあうと、かんぐりやすくなり、それがもとで殺人をおかすこともある「自信欠乏型」

(ルポ◇精神病棟 P219)

 

 

自分は①と⑦ですね。

 

そもそも、この分類、あてはめようとすればだれもがどれかしらにあてはまってしまいます。

 

何かしらの凶悪な事件が起こると、自分はそうなのですが、まず精神障害を持っているかを疑います。それは、そのような凶悪な事件を起こしているからには、なにかしらの障害があるに違いないと思うからです。いや、思いたいからです。「ふつう」の人は起こさない。起こすには理由がある。それは「精神障害」だからだと。それで自分自身の精神の安定を図るのです。

 

でもよく考えてみれば、たとえば、殺人だけみると、たった数百年前まで日本では日常的に戦争が起こっていたわけで、日本人はしょせんは首狩り一族です。普通に戦争をし、認められるために首を取り、主君に差し出す。女たちは首にお歯黒を塗り、高貴な人間の首にみせるために化粧をしていました。時代が変われば、戦争に慣れて、人を殺し、手柄をあげられる人が「良い人間」でした。今も一定数この社会には「暴力に向いた人」「戦争に向いた人」がいるはずなのです。その人達がすべて「精神障害」というわけではないでしょう。時代が代わっても人間の本質は変わらないと思います。

 

精神障害」と診断を受けている人も古代なら「シャーマン」などの仕事に就いて、尊敬を集めていたのです。

 

今、精神障害の方とお付き合いして思うこと。

 

精神障害の方も「ふつう」の人もあまり変わらない。紙一重の存在であること。

②継続した適切な支援があれば、犯罪を犯すリスクは減少するということ。逆に言うと適切な支援が不可欠であること。

 

 

精神障害についてもまったくの素人ですが、寄り添いというカタチで付き合っていければと思います。なにをどうするか、まだ支援する手段を持ち合わせていないのです。

 

これからも勉強を続けていきます。

 

素敵なリーダーっていったいどこにいるのよ?「アメリカ海軍に学ぶ最強のリーダー」

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昨年のNHK大河ドラマ真田丸」に出てきた伊達政宗

 

「独眼竜」の力強いイメージには程遠く

 

豊臣秀吉が天下を取ると「ひでよし様についていきます!ずんだもちをどうぞ!!」

 

徳川家康が天下を取ると「いえやす様についていきます!とよとみ滅ぼします!」

 

この態度に賛否両論あろうかとは思いますが、私は深い感銘を受けました。

 

そうだ、生き残るにはこれしかないと。

 

若い時は「義」に生き(ているように見え)、潔く死を選んだ真田幸村が大好きでしたが、大人になり、スレてしまうと、一概に良いとは言えないと思うのです。

 

真田丸でも最後までリーダー真田幸村に従った堀田作兵衛の一族が大阪の陣の後に信州上田にて処刑されてしまったと最近知り、暗い気持ちになるのです。

 

それでも死んでもついていきたいリーダーがいたという事実はとてもうらやましく思いますが、

 

この現代、素敵なリーダーっていったいどこにいるのよ。

 

 マイケル・アブラショフ アメリカ海軍に学ぶ「最強のリーダー」 三笠書房

 

前回の 

アメリカ海軍に学ぶ「最強チーム」の作り方

がとても面白かったので、つい買ってしまいました。

 

アメリカ海軍「最強の艦」のメソッドを公開! !

★前作『アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方』は
Amazon(Kindle本)で「第7位」を記録!

★アメリカ、日本のビジネスリーダーたちから
「これは、どんなビジネスの現場にも活かせる」と、絶賛の声多数。


アメリカ海軍一の「落ちこぼれ艦」といわれていた
ミサイル駆逐艦「ベンフォルド」。
その艦を率いることになった新米艦長が、みるみるうちに組織を立て直し、全米一とうた
われる、最高のチームをつくり上げた、感動の実話――

本書では、海軍を辞したのち、「リーダーシップ・コンサルタント」として
現場のビジネスリーダーとの対話を重ねた著者が、
ふたたび組織の本質に迫る。

全米のリーダーたちが絶賛する、部下を持つ人すべての必読書!!

◎舵をとれ。ただし航路は外れるな
◎人は命令では動かない
◎競争よりも連帯だ
◎「正直さ」を歓迎せよ
◎裁量を明確にし、完全に任せる
◎部下に敬意を払い、盛り立てよ
◎「完璧」を目指さなくていい
◎偉大な艦長はピンチのときに必ず艦橋にいる (Amazon 内容紹介より)

 

うちのボスはピンチの時は艦橋にいるかしら。ミスがあったらこちらが切り捨てられるのかしら。

 

自分の身に置き換えると悲しい気分になります。

 

そもそもこの本誰向けなんでしょうか。今からリーダーになる人向け?でもそんなにリーダーっていないような…そして日本のリーダーは本を読んでいる暇がないほど働いているような…

 

どちらかといえば、自分自身も出世が絶望的であり、かといってリーダーにもあまり恵まれていない人が留飲を下げる為に読んでいるような気もします。

 

正直、読後の爽快感は半端ないです。勧善懲悪の時代劇を見た後のようなスッキリした感じに包まれます。

 

リーダーはある程度人の道に外れていなければいいのではないかと思います。不正などしないで、誠実にやってさえもらっていれば、あとは下に仕えている自分自身がなりたい自分になるように努力するしかない。

 

だって理想のリーダーなんてそうそういないもの。今現在。

 

そして、理想のリーダーはなろうとしてなれるものではありません。誰もみな役職や立場に従っているように「見える」だけで心では従っていないことが往々にしてあります。

 

人が従うのはその人自身の魅力であり、人の心をつかんで離さないグリップ力だと思います。作者のマイケルさんもそもそもが相当魅力的な方なのでしょう。簡単に本を読んで手に入るようなテクニックではどうしようもない問題が多々あります。

 

尊敬と愛は強制することはできないとアドラー心理学も言っています。本当に大切なのは自分の人柄を育てることです。

 

…人柄ってどうやって育てるのだろう?

人生の絶対の真理は諸行無常?人生はカネじゃない

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タイトルに引かれて買ってしまいました。

 

堀江貴文著 「ウシジマくんvsホリエモン 人生はカネじゃない! 小学館

 

 

「人生は諸行無常であり、人生で頼れるのは信用」というのが、この本の結論です。

 

諸行無常とは、この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどないということ。一般的には、世の中の移り変わりの激しさや人の死を嘆くときに使われる。

 

 一時代を築いた時代の寵児であり、今も一線で活躍している人からこのような言葉が出てくるとは、驚くやら悲しい気分になるやら。

 

露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢

 

文字通り裸一貫から天下を統一し、栄華を極めた豊臣秀吉の辞世の句ですが、夢を見ているような、露として消えていくようなはかない人生だったとまさにホリエモンの真理と同じような結論です。

 

とても悲しい結論ですが、実際は永久不変なものなどないから「いま、ここ」を全力で生きようということでしょう。「大切なのはいま、ここ」というアドラー心理学に通じる考えです。

 

しかし、この本の中で一番衝撃だったのはこの文章。

 

 とやかく言われる筋合いはない!という反論もあろうが、マイルドヤンキーのある種の〃楽園〃が成立しているのは、地方交付金があるからと言っても過言ではない。

大都市圏で必死に働いている人たちが生み出した富で、地方の大型商業施設は作られている。いまはバランスが何とか保たれているけれど、本当は不便なはずの地方に、東京のカルチャーを凝縮した商業施設を建てまくって、マイルドヤンキーライフを快適にした経済的負担はやがて甚大になるだろう。

この先、誰が負担するのだろうか。マイルドヤンキーが高額納税者になれるわけがないし、富裕層は海外移住に逃げていく。少子化で総人口も減っていく。長期的に見たら、この国は破綻するパターンに陥っている。そういった構造が理解されないまま、安易に地方活性化の政策が進められるのは、危険だと思う。

 

…ショッピングモール大好きな自分にとっては耳の痛いご意見です。確かに考えてみれば、あのような巨大な建物自体を維持するだけで大変なお金がかかっているはずですよね。

 

ショッピングモールの「いま、ここ」を全力で楽しみたいと思います。

 

力強く生きていくために 「話し方入門」

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数十人の人の前で話す機会があり、購入したのが、D・カーネギーの「話し方入門」。 

スピーチのために購入したのに、書いてあったのは生き方そのものでした。

 

三分の一ほど読んでから本番のスピーチに臨みましたが、結果は…惨敗。

ちゃんと全部読んでからにすればよかった…

 

なぜ失敗したか

①練習が足りなかった。

 

②久しぶりの人前での発言に緊張してしまった。

 

③上手いことを言おうとしてしまった。

 

一番の問題は③でした。本に書かれていたことを引用して要するにカッコつけたかったのです。最終的に引用したかった言葉を忘れてカンペを見るグダグダ感。引用でつまずき、自己紹介の際に緊張しすぎて自分の名前を名乗るのを忘れてしまうほど。消えてしまいたくなりました。

 

わかりやすく、かざらず、じぶんのことばで、はなす。

 

まちがっているかもしれませんが、「話し方入門」を読んで自分が得たのはこのような結論でした。

 

頭よく思われたい、笑いをとりたい、感動してもらいたい。

 

いやしい心はすぐに見破られてしまいます。

 

反省して次回に活かします。

 

 

「話し方入門」を読んで、感銘を受けた詩です。

 

 

 

荒野で道に迷って、子どものようにおびえ、そして

死がじっと君をみすえている。

君の心は腫れ物のように痛み、定石どおり

ピストルの引きがねが引かれて…死ぬ。

だが、人の掟は言う「力尽きるまで戦え」と。

 

自滅は許されぬ。

飢えと苦悩の中、死ぬのはいとも簡単。

難しいのは、毎日共される朝食のように日常的な地獄の苦しみとの戦いだ。

 

君はこのゲームに飽き飽きしている!「ああ、何という不甲斐なさだ」

君は若く、勇敢で、利発なのだ。

「不当な仕打ちを受けた!」と君はいう。

わかっている。だが泣き言はいうな。

元気を出して精一杯やる、そして戦うんだ。

くじけずにやり抜くことが勝利を呼ぶだろう。

臆病者にはなるなよ、君。

ただ勇気を奮い起こせ、あきらめるのはあまりにもたやすい。

難しいのは、気を落とさず頑張ることだ。

 

負けたと泣き叫び、そして死ぬ。それはたやすい。

尻込みし卑屈になるのもまた簡単だ。

だが、戦うこと、望みを失っても戦い抜くこと、

それこそが最高のゲームではないのか。

 

たとえ血みどろの戦いで、

何もかも破壊され打ち砕かれ、傷だらけになっても、

もう一度、戦いを挑んでみようー死ぬのはなんでもない。

難しいのは生き続けることだ。

 

 

子どもたちに伝えたい力強い言葉です。

 

今度は今年度に500人の前で話す機会が出来ました。次こそは!

 

 

熱く、激しく生きろ!!脱・先生 「ダッセン」

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信州、上田。

 

青で侍の絵「侍学園」と書いてある木造のあやしい建物。その建物の前を通る時にずっと気になっていました。なんの建物だろう。塾かな?

 

ずっと後になってこの建物がなんだったのか。新聞の記事で長年の疑問が氷解しました。

 

ひと昔前にヤンキー先生やビリギャルなどが流行りましたが、私はこの本を押したい。教育や福祉に関わるすべての人に読んで頂きたい。

 

 

長岡秀貴 ダッセン サンクチュアリ出版 2006

 

 

 内容(「BOOK」データベースより)
この本は、平凡で、ごく一般人であり、有名でもなく、お金持ちでもない俺が、教師を目指してから、教師になり、そして教師を辞めて、その後どうしてるかを魂を込めて綴ったメッセージブックである。教師になりたい人、現在教師をやっている人、この先何をしていいか分からない人、生きる希望を失っている人、死の淵に立っている人、自分の将来に不安を感じている人、今楽しくない人、そんな人々に読んで欲しい本である。

 

 

私が疑問に思っていた建物は、長岡氏が建てた「NPO法人 侍学園 スクオーラ・今人」という学校でした。 

 

 

長岡氏は調べれば調べるほどすごい人。出版されている本は3冊読み漁りました。そもそも私の先輩なのですね。

 

私がこの本で一番心に残ったのはこの言葉。

 

教えてあげるのではなく、教えてもらってください。

導くのではなく、一緒に歩いてください。

 

どこで出てくるかは読んでみてください。

 

深い感銘を受けました。研修などで紹介させていただきます。

 

この本の良心的なところは、きれいな話で終わらせていない所です。大体、昔やんちゃしていて、現在先生になり、成功しているという話はとかく美しい話で終わりがちですが、この本では、教育がきれいごとではすまされないと書かれています。作者の言葉を借りると「(教育は)もっとダサいし、もっとシビアだし、もっと人間らしい世界」。

 

私も、児童が好きで児童施設で働き始めた人が、「自分がこんなに子どもを嫌いになるとは思いませんでした。」といってやめていく悲しい現実を知っています。

 

問題を抱えた子どもの持っている「力」には、甘やかされて育ち、正義感を振り回す私たちが敵うわけがないのです。それも身をもって知っています。凄くしんどいです。自分にこんな感情があったのかと思い知らされるほど揺さぶられます。

 

人間の悩みはすべて人間関係にあり。悩んでいる人の力になる一冊です。

 

学園の求人を確認すると、財政的には厳しい様子が伺え、財政面の日本のNPO法人の大変さが伺えます。

 

なんで大変な仕事なのに給料が低いのか。

 

なんとかできませんか、エライ人。