拝啓 こけつまろびつ様

あたりまえのことをもっともらしく

引き寄せの法則 実践編②  引き寄せの実感

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宇宙さんありがとう!

 

今日、藍井エイルの歌を口ずさみながら歩いていたのですが、

 

通りかかった高校の横断幕に「○○えいる 全国優勝」と書いてありました。

 

また、その後子どもの幼稚園で笑顔で挨拶してくれた子の名札には「○○えいる」と書いてありました。

 

これって引き寄せの法則ですよね!!

 

私が宇宙に「○○えいる」を注文したから宇宙がそのオーダーに応えてくれたと、そういうことですよね!!

 

いよいよ引き寄せの法則を実感するときがきました。

 

ありがとう宇宙さん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…んなわけない。

 

どれだけ脳内お花畑なのでしょう。

 

トラップ一家が仲良く歌を歌っている様子が目に浮かぶようです。

 

そんなことで幸せを感じられるなら、引き寄せの法則などいりません。そのままでも十分満たされていることでしょう。

 

小池浩 借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ

 

等の本も長期で見るとすごいことが叶っているのですが、エピソードが往々にして今一つなんですよね。

 

車を買うにしても、

 

車を買いに行ったら、偶然が重なって希望の車に巡り合った。

 

とか。

 

もっとパンチの効いた引き寄せエピソードを放り込んでほしいものです。

 

 

 

「○○えいる」さん全国優勝おめでとうございます。

 

「○○えいる」ちゃん、笑顔をありがとう。

 

「えいる」って名前流行っているのですね。かわいい名前です。

 

 

 

 

 

 

 

引き寄せの法則 借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口癖

 

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引き寄せの法則の本を読むと、考えは書かれていても、実際の行動としてなにをしたら良いのかわからないことがありました。

 

この本は引き寄せの法則の実践編と言えるでしょう。

 

 

小池浩 借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口癖

 

 

【内容情報】(出版社より)
「口ぐせ」ひとつで人生はどうにでも変えられる。その理由はごくごくシンプルな宇宙のしくみにある。宇宙とは「言葉を増幅する」場所。あなたが発した言葉をただただ増幅し、あなたが思い描いた通りの現実を見せる。そこに善悪の判断も、解釈もない。ただあなたが発する言葉通りの現実をもたらす。そう、宇宙って、そんなとことん「ドS」な場所。著者コイケ氏は、借金2000万円を抱え、人生のどん底にいたときに、宇宙からの声を聞くようになり、そのスパルタな導きで借金完済、その後も年収は増え続け、家族にも恵まれ、人生大逆転を果たした。この本では、著者・小池氏が聞こえた声をそのままに、そして、脳内イメージを楽しいイラストで表現。絵と言葉で、「ドSな宇宙さん」の言葉が体にしみこむようにできている。言葉を使うのは、魔法を使うのとおなじこと。願望をかなえたいなら、幸せになりたいなら、まずは言葉に出しなさい。使う言葉を変えなさい。それはどんなことよりまっさきにできる「行動」だから

 

 

結論から言うととても面白かったです。

 

 

宇宙が起こす奇跡に定員はない。

 

という言葉は

 

「小さな蟻一匹が胸から血を流して倒れる時、世界が滅びさる」

 

という岡本太郎の言葉に通じるものがあります。

 

 

私もずっと思っていましたが、「私」が死ぬときには一緒に「私の世界」も滅んでしまうのです。もっと自由に考えていいはずです。

 

もちろん、だからといって自分勝手に生きた方がいいという訳ではありません。あくまでも共同体に迷惑をかけないことが前提です。

 

 

「ありがとう」ということの大切さも共感しました。

 

「すみません。」は駄目だ、「SAY THANK YOU」。 白洲次郎

 

私も実生活でもこの言葉を知ってから実践しているのですが、なかなか難しい。「すいません」と言ってしまうのです。言われた方もすいませんとへりくだった感じにされるより、ありがとうと言われたほうが気分がいいですよね。

 

 

 

しかしながら、「引き寄せの法則」自体が「宇宙に~」となにやら胡散臭い感じに仕上がっているのに、なぜまたスピリチュアルをかぶせてくるのでしょうか。パワーストーンとか別に知りたくありません。

 

 

引き寄せの法則はとてもいいことを言っているのに、着地点が新興宗教のようになってしまい、私は少し違和感を感じています。

 

 

あくまでも強く生きていくための思想を知りたいのであって、「石の力」に頼りたいわけではないのです。

 

 

基本的に私は「超ネガティブ」なので、読書は本を使って性格の矯正をしている面もあります。この本は矯正するのにうってつけでした。何をするのかが明確に示されており、行動の裏付けも納得できるものでした。

芸術は爆発だ!アドラー心理学と岡本太郎②

 

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 絶望の中に生きることこそが、

おもしろい。

そう思って生きる以外にない、

それが本当の生きがいなんだ。

 

岡本太郎『殻をやぶる言葉』より

 

 

 

えー、やだー。

 

 

(心の声)自分だけ幸せになりたい…

 

 

 

「そう思って生きる以外にない」という断言がとても強く感じられます。

絶望はどこにでも転がっています。

 

 

 「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」

 

 

 と財務大臣 塩川 正十郎が、かつて名言を残しました。 これは、一般会計が赤字を削っているのに特別会計で浪費していることを揶揄した表現でした。

 

 

…いまなんとなく思い出しました。関係ないですね。

 

 

自分の家がすき焼きでHAPPYでも、隣の家でおかゆをすすって絶望を感じていたら、それは本当の幸せではないのです。

 

 

自分だけ良ければいいという考えが案外「自己啓発本」の根本にあるのではと感じています。「自己啓発に励み、他人より優位に立てるスキルを身につけろ」というわけです。その先に「幸せ」があると。

 

 

アドラー心理学では、「人は共同体の中で、自分の存在価値を感じ続ける為に生きている」と説きます。

 

 

アドラー心理学における幸せとは、周囲を幸せにすることを通じて、「自分を成長させつづけていく」こと。

 

 

僕は「幸福反対論者」だ。幸福というのは、自分につらいことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態をいうんだ。ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。僕は幸福という言葉は大嫌いだ。僕はその代わりに、「歓喜」という言葉を使う。危険なこと、つらいこと、つまり死と対決するとき、人間は燃え上がる。それは生きがいであり、そのとき湧き起こるのが幸せではなくて「歓喜」なんだ。 岡本太郎

 

 

戦時中の苦しい軍隊生活や、戦後の遅れた美術界の「絶望」の中で、岡本太郎は自分を強く押し出すことによって「活力」を湧きあがらせました。彼は本を読む限り、周りの人達との関係性をおろそかにする人間ではありません。平気で他の人たちとぶつかり合い、そこに生まれる本当の調和を大切にした人でした。

 

 

岡本太郎は「自分を成長~」とは言わないでしょう。おそらく「シアワセなんて蹴とばして、その瞬間に爆発しろ!」ですね。

 

 

 

結局、なにが言いたいのかよくわかりませんが、自己啓発本の「自分さえよければ…」と感じられる考えに少し嫌気が差したのかもしれません。

 

 

アドラー心理学第一次世界大戦に従軍したアドラーによって、岡本太郎の思想も第二次世界大戦を生き抜いて出来たもの。生きる意味に関して平和な現代を生きる我々のそれとは重みが違います。

 

 

 

私も絶望の中であがいてみようと思います。

 

アドラー心理学 「嫌われる勇気」とは何ぞや

 

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大コケ中の香里奈『嫌われる勇気』に「日本アドラー心理学会」が猛抗議! 問われるフジテレビの対応 

 

2017年2月10日 17時0分 日刊サイゾー 

 

 心理学者のアルフレッド・アドラーの教えを解説したベストセラー『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健の共著/ダイヤモンド社)を原案とした同名ドラマを放送中のフジテレビに対し、「日本アドラー心理学会」が抗議文を送ったと公式サイトで発表した。
 同学会は、アドラー心理学の研究と啓発を目的に1984年に設立され、会員は全国に約1,000名。抗議文によれば、同ドラマはアドラー心理学の一般的な理解とは「かなり異なっている」といい、「テレビのような公共的な場で、あたかもそれがアドラー心理学そのものであるかのように普及宣伝されるのは、日本のアドラー心理学の啓発・普及に対して大きな妨げになる」としている。(ライブドアニュースより)

 

 

 

私はフジテレビの「嫌われる勇気」を1度しか観ていないのでなんとも言えませんが、ただ本の中にある哲学者の言葉「明確に否定します」をただ決め台詞に使っているだけの、自分勝手に生きている女性を「嫌われる勇気」を持っている=アドラー心理学の修得者みたいな表現にとても驚きました。

 

「嫌われる勇気」の本の内容はとても穏やかで、それでいて目が覚めるように厳しく、人間愛に向き合っている作品でとても影響を受けました。

 

 

私も全面的にアドラー心理学万歳!というわけではありません。

気になる点もあります。

 

 

たとえば、「人間の悩みはすべて人間関係にある」という言葉。「すべて」とは言いすぎなのではないかと思います。

 

例えば所有欲。私は玩具が大好きで集めたりしているのですが、外向きに「〇〇もってるんだよ!」と自慢したいとは人間関係に関わってくると思うのですが、1人で引き出しを開けて「うししっ」と満足することもあるわけです。(私の場合は軍艦の玩具。佃煮にできるほどあります。)

 

軍艦の玩具を購入する場合、「お金もないしな~、場所も無くなってきたな」という悩みは人間関係かといったらそうではないような…

 

もちろん、玩具を作っているのは他の人なので、人と関わる悩みと言ったらその通りなのだと思いますが、少しひっかかる部分ではあります。(詳しい方教えてください)

 

 

ともあれ、アドラー心理学の「課題の分離」「原因論ではなく目的論」の考えなどはすぐに社会生活で実践することが出来、とても有効であると思っています。

 

 

アドラーも愛を説いてはいますが、奥さんと15年別居していたといいます。

「嫌われる勇気」の岸見一郎も家族のことで悩んでいたとのことです。

 

 

私は

 

テクニックではなく、その人の人格が一番大切だと思っています。

 

問題の解決は一朝一夕にはいかないこと、アドラー心理学を修めているということ「だけ」では問題解決は難しいということが、「嫌われる勇気」のドラマを観て一番感じたことなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

芸術は爆発だ!アドラー心理学と岡本太郎①

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 芸術は爆発だ

 

岡本太郎大好きです。

岡本 太郎(おかもと たろう、1911年(明治44年)2月26日 - 1996年(平成8年)1月7日)は、日本の芸術家。血液型はO型。 1930年(昭和5年)から1940年(昭和15年)までフランスで過ごす。抽象美術運動やシュルレアリスム運動とも交流(ただし合流はしていない)した。第二次世界大戦後、日本で積極的に絵画・立体作品を制作するかたわら、縄文土器論や沖縄文化論を発表するなど文筆活動も行い、雑誌やテレビなどのメディアにも1950年代から積極的に出演した。(Wikipediaより)

 

今回は、岡本太郎の言葉とアドラー心理学の類似点を通じて、強く生きるヒントを探っていこうと思います。

 

岡本太郎

自分を実際そうである以上に見たがったり、また見せようとしたり、あるいは逆に、実力以下に感じて卑屈になってみたり、また自己防衛本能から安全なカラの中にはいって身をまもるために、わざと自分を低く見せようとすること、そこから堕落していくんだよ。

 

アドラー心理学

強がりはコンプレックスの裏返し。

「強く見せる」努力はやめて、

「強くなる」努力をすることだ。

 

テレビなどで成功している人を見ると、「同年代でこんなに成功しているとは。それに比べて自分は…」と思ったり、身近にいる出世していく人がいるとやっかんでみたりとアドラー心理学を勉強していても、私は理想にほど遠い状態です。

 

特に、コンプレックスを抱いている人に少し偉そうにものを言われると「うっ」と言葉に詰まることがあります。

 

どんなに理論武装をしても、心は正直です。すぐに反応してしまいます。

 

 

 

アドラーは、劣等感を言い訳にして、人生の課題から逃げていると説きます。

 

すべて、ただ弱い自分を認めたくない、傷つきたくないからという「言い訳」なのですね。

 

 

岡本太郎はふつうの常識人だったと、本人に会ったことがある美輪明宏NHKの番組で話していました。

 

両腕を広げて「芸術は爆発だ!」と言っているイメージ、なにも怖くないようにみえた岡本太郎もふつうの人間。

 

自分の良いところも悪いところもすべて受け入れた状態で、過去を無視して、未来を無視して、現在の瞬間瞬間に爆発して生きたからこそ、いまもその生き方が輝いてみえるのですね。

 

 

 

 

 

 

 

引き寄せの法則 実践編① 車を引き寄せるために試乗に行く。

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トヨタ86に試乗してきました。

 

引き寄せの法則 実践編です。

 

引き寄せの法則にはイメージが必要とのこと。

 

試乗してきました。トヨタ86。

 

 

 

試乗車が出払っているとのことで、待つこと20分、

やってきました真っ赤な86。

 

か、カッコいい…

 

ドアの開閉の重厚感、しっかりと体をホールドするシート、

すべてがカッコよすぎます。

 

 

当然のようにマニュアル車でした。

私の免許はMT仕様。最初に乗った車もマニュアル。今でもMT仕様の軽トラを乗り回しています。よゆー、よゆー。

 

右から、アクセル、ブレーキ、クラッチ

 

あれ、クラッチの踏み込みが深いぞ…まあ、大丈夫か…

恐る恐るクラッチを繋ぐ…繋がらない!!

 

販売店から出したところで、

 

「あのー、動かせなくなってしまったんですけど…」

 

 

 

 

 

終了!!

 

 

 

 

移動距離 ディーラーから2メートル

 

 

 

 

うっかり死ぬところでした。

 

死因→試乗

 

というあまり聞かない理由で。

 

 

オートマの86もあるということでしたが、今は試乗車のウインドガラスが入っていないとのことで、乗れませんでした。

 

マニュアルの86は今まで乗った車とはまったくの別な乗り物でした。

 

 

涙目で帰ってきました。

 

 

引き寄せるつもりが、なぜか遠ざかっていった感ありです。

 

 

1時間かけてディーラーへ→車をエンストさせる→1時間かけて帰ってくる。

 

 

素敵な休日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大泉洋エッセイ 僕が綴った16年

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本で人は幸せになれるか。

 

どうでしょう。

 

本のことを書いているブログですが、難しい本の話題が出てきません。

 

私に読解力が足りないことに由来します。

 

 

夏目漱石「坊ちゃん」を読んでも

「松山までいって先生を殴ってくる話」

 

ドフトエフスキー「罪と罰」を読んでも

ニートがずっとグチグチをなにか言っている話」

 

ぐらいにしか感想が出てきません。

 

 

さておき

 

今回はエッセイ

大泉洋 「大泉エッセイ 僕が綴った16年」

 

 

大泉洋さん、私が大好きな俳優さんです。

大泉 洋(おおいずみ よう、1973年4月3日 - )は、日本の俳優、タレント、コメディアン、声優。CREATIVE OFFICE CUE(業務提携先はアミューズ)、演劇ユニットTEAM NACS、及び劇団イナダ組所属。身長178cm。北海学園大学経済学部卒業。北海道江別市大麻[1]出身(Wikipediaより)

最近では大河ドラマ真田丸」にも真田信之の役でも出演していました。

 

ビレッジバンガードで見かけてからずっと読みたいと思っていたので、

やっと夢が叶いました。

 

内容は大泉さんの私生活から、大学時代のこと、俳優としての自分、「水曜どうでしょう」のこぼれ話など、笑いあり、涙あり。

 

涙の部分は本気で泣かせに来ます。

 

読み進めていくうちに文章が上手くなっていくことにも注目です。

 

誰しも男なら(?)ビックになりたいと思うものですが、ビックになったらそれはそれで大変だという話。

 

有名になってしまったので、もうカブで日本を走り回るのも難しいでしょうし。「自分のダメな所」をネタにできないことも(成功してしまっているし)面白い話をするには、足かせになりそうです。

 

ともあれ、周りの人たちや、演劇、仕事に対しての大泉さんの誠実さが感じられる、読後さわやかな一冊です。