本で人は幸せになれるか

本を読むことで人は幸せになれるのか。本の中から人生をどのように生きていくかを学びます。

どっちが幸せになるの?「自助論」vsホリエモン

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 スマイルズが「自助論」で言っていることと、堀江貴文さんの主張を比べてみて、「幸せ」になれる方法を探っていきます。

 

堀江貴文さんの主張は一貫しています。「好きなことで生きていくこと」です。

 

本当に大切なのは、好きなことで生きていくことだ。好きなことをしていれば、人は幸せでいられる。私の知っている好きなこと/楽しめることに邁進している人も、皆一様に幸せそうな生活を過ごしている。

夢を叶えられる人間は一握りだと、挑戦することを最初から諦めてしまってはいけない。現代は技術革新により旧態依然の成功とは違うカタチの成功が誕生し、それに伴い新しい働き方が増え続けてきている。

堀江貴文 堀江貴文という生き方)

 

堀江貴文さんには影響を受けました。なによりこのブログに挑戦しようと思ったのも、「ネットを利用しての成功」というモデルを試したかったからですから。成功するのかはわかりませんが…

同じ仕事に15年以上噛り付いている身としては、堀江さんの「ひとつの仕事にこだわって、何年も続けることの意味が、まったくわからない」という意見が身に沁みます。こちらとしてもなんで続けているのかよくわからない。

 

 

自助論での人生の成功は、仕事で汗をかいて「人格者になること」です。

 

真の人格者は、人一倍の誠実さを身につけている。というのも、誠実こそが人生の栄冠であり、世の中における正義もそこから生まれるということを、はっきり理解しているからだ。チェスタフィールドは「君子の成功は誠実さによって築かれる」とまで断言している。(自助論 p287)

 

人格がどれだけ大切かは、私のような人間でも日々の生活からも実感します。会議などでは「なにを言ったのか」より「誰が言ったのか」がとても重要です。人格が伴っていないと「自分が出来ていないのに偉そうに…」と思われるのがオチです。

 

「自助論」は目次だけでも意識が高い!エクスクラメーションマークの乱立です。

 

1章 人生は自分の手でしか開けない!

2章 雨霜に打たれてこそ若芽は強く伸びる!

3章 人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚

4章 向上意欲の前にカベはない!

5章 自分の使命に燃えて生きる!

6章 「実務能力」のない者に成功者なし

7章 楽をするには汗をかけ!

8章 最高の知的素養は一日の仕事から生まれる

9章 人生の師・人生の友・人生の書

10章 人格は一生通用する唯一の宝だ!

 

中堅職員のリーダー研修とかで暗唱されてそうな文言の数々。

 

「自助論」は意識は高いのですが、そもそもスマイルズさんが読んでほしい層は読んでいる暇もなく、一生懸命働いています。死ぬ思いをして働いているフランチャイズチェーンのコンビニオーナーが仕事の合間に読んで士気を高めているとは思えません。自分のような「自称意識高い系」が読んで納得して終わるという矛盾を生んでいます。

 

「自助論」とホリエモン、どちらが幸せになる思想なのでしょうか。

 

堀江さんは、一般に言われているほどお金に固執している(?)訳ではなく、知れば知るほどストイックな生き方をしています。「好きなことをしろ」と言ってはいますが、中途半端なものではなく、「遊びつくせ」と言っています。これはやろうとすると難しいことで、家族を持っているとなかなか実現は遠いです。堀江さんにしてみたら「言い訳」に過ぎないのかもしれませんが。

 

自助論も書かれてから150年、ロボットが単純な作業を行ってくれるこの時代に、ただ愚直に仕事を一生懸命行っても道が開ける訳ではないのでないか等、時代にそぐわないところもあると思っています。

 

自分としての現在の結論は、自分への投資が幸せに繋がるのでないかということです。お金に固執することではなく、人との付き合いを大切にする。好きな場所に出かける。好きな本を「買って」読む。

 

堀江さんの好きなことをするということと、自助論の自己研鑽。

 

どちらが正しいという訳ではなく、良いところを生活に活かしていければと思っています。

 

 

 

 

自分は自分自身の努力で助けろ!「自助論」

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スマイルズの世界的名著 自助論 S.スマイルズ著 竹内均

 

人生最高の目的は、人格を強く鍛え上げ、可能な限り心身を発展向上させていくことである。これこそ唯一の目標であり、それ以外のものはこのための手段に過ぎない、最高の快楽や富、権力、地位、名誉や名声を得たとしても、それは人生における最大の成功ではない。むしろ、最高の人間性を獲得し、他人の役に立つ仕事に打ち込み、人間としての義務を果たしていくことこそ、いちばん立派な生き方なのだ。(本文194p)

 

意識高い!!

 

恥ずかしながら、最近まで「自助論」について知りませんでした。読むと自己啓発本極まれりといった感じで、この一冊読んでおけば他の自己啓発本は読まなくてもいいのではないかと思うほどでした。

本書では、自分で自分を助けようとする精神をもって骨身を惜しまず学び働くことが、夢を叶えるために最も必要だと説いています。

 

宇宙に向かって「年収が3000万になりました!」と引き寄せを行っている自分が恥ずかしくなってきます。

 

社会的な問題を「自己責任」と捉える今の時代に合っているといえばそうなのですが、自分なりに考えてみました。

 

書かれてから150年の本書は今の時代にそぐわないのではないかと

 

  • コンピューター、インターネットの発達
  • 人口減、経済の低迷
  • 人間の情報処理能力の限界
  • 情報弱者の誕生

 

【コンピューター、インターネットの発達】

現代では、コンピューターが発達し、単純作業はすべて機械が行ってくれる世界がすぐそこまで来ています。また、インターネットの発達で世の中は凄まじい勢いで変化しています。一つのことに打ち込むことは良いことですが、堀江貴文が寿司屋の修行のことを酷評した一件がありましたが、一つのことを何年も修行することの意味は薄れています。

 

【人口減、経済の低迷】

後輩の男の子に「このままの給料でこれからやっていけるのでしょうか」と相談を受けて答えに窮したことがありました。皆真面目に努力しています。必死になって働いています。しかし、給料は上がりません。未来に希望が持てません。超高齢化社会、経済の低迷、これから来るであろう天災。個人の努力だけでなんとかなる社会では無くなっているのではという実感があります。「絶えまぬ努力のおかげであなたの人間性が上がっているよ」といったところで、おなかはいっぱいになりません。

 

【人間の情報処理能力の限界】

江戸時代に比べると現代の人間は何千倍だか何万倍の情報を処理しているということです。大量の情報の中で、やりたいことを自由に選べるということは良いことですが、人間の処理能力の限界を超えているのではないでしょうか。

また、150年前と違って情報が多すぎることで「自分はなにものであるか」と規定することが難しくなっていると感じています。

 

情報弱者の誕生】

本書では貧乏からのし上がった人たちの事例が多く書かれていますが、現代では、お金だけの問題ではなく、お金が無いことで情報を取れなくなってしまう「情報弱者」を生み出します。インターネットなどに繋がれない人は情報を取ることが難しくなり、努力だけでは成功できにくい世の中になっています。

 

 

確かに最終的に人間の魅力は「人格」だと思っていますので、読んでおくべき本ではあると思います。

読んだ後に万能感が湧いてきます。

 

どんな仕事でも、有能な人間になるには次の3つが欠かせない。それは天性と勉強、行動力だ」という格言があるが、ビジネスの世界では、頭を使い、情熱をもって実践していくことが成功の秘訣だ。どんなにありきたりでつまらないと思われることでも、決められた仕事をきちんとこなしていけば、残りの人生はその分だけいっそう素晴らしいものになる。

サミュエル・スマイルズ 

 

…ホントかな。

 

努力している人が救われる世の中になることを切に願います

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「夢をかなえるゾウ」で夢を叶えることができるのか。

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 主人公はどこにでもいる普通のサラリーマン。彼はこれまでにも自己啓発の本を読んだり、自らを変えようとしていたが、三日坊主の性格が災いして失敗し続けてきた。そして、会社の先輩の友人・カワシマ(実際には名刺交換しただけ)が開いたパーティーに出席した彼は、そこで有名人やアイドルの友達が談笑しているのを目の当たりにし、自分の住んでいる世界との差を痛感する。その夜、彼は泥酔したままインド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」と泣き叫ぶと、次の朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が。それは置き物から化けて出てきた神様・ガネーシャであった。主人公はガネーシャに振り回されながらも、夢を成すためにガネーシャの課題を行うことになる。(Wikipediaより引用)

 

「夢をかなえるゾウ」ブームに乗って読みました。トイレに課題を貼って読んでいた時期もありました。嗚呼、恥ずかしい。

 

ガネーシャの課題】

・靴をみがく

・コンビニでおつりを募金する。

・食事を腹八分におさえる。

・人が欲しがっているものを先取りする。

・会った人を笑わせる。

・トイレ掃除をする。

・まっすぐ帰宅する。

・その日頑張れた自分をホメる。

・一日なにかやめてみる。

・決めたことを続けるための環境を作る。

・毎朝、全身鏡を見て身なりを整える。

・自分が一番得意なことを人に聞く。

・自分の苦手なことを人に聞く。

・夢を楽しく想像する。

・運が良いと口に出して言う。

・ただでもらう。

・明日の準備をする。

・身近にいる一番大切な人を喜ばせる。

・誰か一人のいいところを見つけてホメる。

・人の長所を盗む。

・求人情報誌を見る。

・お参りに行く。

・人気店に入り、人気の理由を観察する。

・プレゼントをして驚かせる。

・やらずに後悔していることを今日から始める。

・サービスとして夢を語る。

・人の成功をサポートする。

・応募する。

・毎日感謝する。

 

「成功者」はこのような生き方をしてきたので、その生き方をなぞれば成功するでしょうという考え方です。そもそも「成功した方が○○を行っていた」ということと「○○を行えば必ず成功する」ということは簡単に考えればまったく別物だと気付くでしょう。

 

私も船瀬俊介著 「できる男は超少食-空腹こそ活力の源!」という本に出合って衝撃を受けてから、まったく食事を取っていません。たいへんおなかがすいてきましたが、かなりできる男になってきたと感じています。

 

ガネーシャの課題の大半は「常識」の範囲内であり、昔だったらおじいちゃんとか人生の先輩に教わっていた人生訓だったりしたのでしょう。なにかこの本から日本の昔ながらの共同体の崩壊を見る気がして少し悲しい気分になります。

 

本自体はとても楽しく、タメになると思います。そもそも、「課題」は人生にとって有意義なものであり、継続すると価値が出てくるものでしょう。

愛と勇気だけが友達さ アドラー心理学とアンパンマン

 

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アンパンマンのマーチ

作詞 やなせたかし 作曲 三木たかし

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも

そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

 

 

アンパンマンアドラー心理学の共通点について考えてみました。

 

アドラー心理学の概要

・原因論ではなく目的論

・感情にも「目的」がある。

・劣等感は良いこと。

・すべての人間は対等である。

・人は共同体の中で自分の存在価値を感じ続けるために生きている。

・課題は分離せよ。

・誰に嫌われてもいいので、「人のためになる」と信じることをする。

・大切なのは今ここ。

 

原因論ではなく目的論

アンパンマンが、悪いことをするばいきんまんを「なんでこんなことをするんだ」と小一時間問い詰めているといったジメジメした場面を見たことがありません。

 

感情にも目的がある。

アンパンマンが怒りに任せてばいきんまんを殴ったりしたことはありません。おそらく「アンガーマネジメント」が出来ている状況にあると思われます。

 

劣等感はいいこと。

アンパンマンは欠点が多いヒーローです。水をかけられただけで「顔が歪んで力がでない」とへたり込みます。その後、対策を打っている場面を見たことがないのですが、自分の欠点を受容していると考えられます。

 

すべての人間は対等である。 

 アンパンマンには様々な身分の方が出てきますが、アンパンマンが身分の高い人に必要以上におもねったり、チーズに上から目線で声をかけたりはしていません。

 

人は共同体の中で自分の存在価値を感じ続けるために生きている。

アンパンマンは誰に頼まれるわけでもなく、おそらく給料がでていない状態で「これからパトロールに行ってきます」と出かけていきます。恐ろしく多い崖からの転落事故にも「偶然」遭遇し、人々の命を助けています。共同体の中での自分の位置づけがはっきりしています。

 

 課題は分離せよ。

 アンパンマンばいきんまんに対して「僕はあなたのために言っているんだが、もう悪事はやめないか」とばいきんまんの課題に対して踏み込んでいる場面はありません。あくまでもばいきんまんの悪事の被害が他におよばないように対処しているだけに思えます。

 

 誰に嫌われてもいいので、「人のためになる」と信じることをする。

 ばいきんまんの被害は深刻なものがあります。人々は巨大なロボットに追い掛け回されたり、町を破壊されたりします。しかし、アンパンマンバイキンマンのアジトを直接急襲して問題解決を図ったりはしません。かばおくんたちにばいきんまんとの癒着が疑われている可能性もありますが、あくまでも自分のスタンスで人助けをしています。

 

 大切なのは今ここ

 アンパンマンは弱点の多いヒーローですが、劣等コンプレックスにまみれて行動しなかったり、自分は成功していると現在の立場に胡坐をかいて前進しないということはありません。あくまでも「この瞬間」に全力を尽くしています。

 

歌詞の中の「愛と勇気」がなによりアドラー心理学を表しています。

 

おなかがすいている人に自分の頭を分け与え、自分の痛みを顧みず人々に尽くすということが自身の幸福に繋がっていく。

 

結果、アンパンマンアドラー心理学のいうところの「幸せ」の体現者だということが言えます。いかがでしょうか。

 

上記のアンパンマンのマーチですが、深い意味があります。

 

特攻隊として飛び立った彼は
自分が二度と母国の地を
踏むことは無いと知り
胸の痛みを感じつつも
生きている喜びを感じる。

涙をこぼすことなく
恐れることなく彼は飛んだ。

みんなの夢を守るために。

戦いに行くのは自分一人だけでいい。

愛と勇気だけを連れて行くから。

幸せとは何か 
何のために生きるのか
その答えを知らずに生きるのは嫌だ。

時は過ぎ

彼は微笑みながら
特攻隊としての任務をこなした。

まるで光る星が消え行くように。

彼は微笑みながら飛んだ。

みんなの夢を守るため。

 

アンパンマンの原作者、やなせたかしさんの弟さんは

太平洋戦争の際に特攻隊として生涯を閉じています。

 

第2次大戦時、アドラーの弟子たちもほとんどがユダヤ人だったため、多くが強制収容所で命を落としています。

 

「愛と勇気」と「幸せ」の意味について考えさせられます。

 

 

 

アドラー心理学と勇気づけ

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昨日、長男と買い物に行った際、駐車場から店内に入る横断歩道で中高年の男性が 誘導を行っていたのですが、私たちの先を歩いていた方が誘導が間に合わず、渡ってしまうことがありました。それを見た中高年の男性が

 

「なんだ、ふざけんじゃねぇぞ!!」等のことを叫び、その後もブツブツと言っていました。

 

アドラー心理学ではその方のことを「勇気が足りない人」と言うでしょうか。

 

勇気が足りないとはどのようなことでしょうか。

 

勇気がない人(自己受容していない人)

□自分が自分の味方となりにくい

□自分自身が無力だと感じている

□リスクを冒すことに消極的

□自立心に欠け依存的

□自分の欠点や弱さを人のせいにする

□自分の感情をコントロールできない

□失敗や挫折を致命的と考える

□将来について悲観的

□自分と他者の違いを恐れる

□他者との関係が競争的、あるいは回避的

(岩井俊憲 勇気づけの心理学より)

 

自分も「環境のせいにして」不愉快になるタイプの人間です。上記のチェックリストに当てはまることがあり、少し悲しい気分になります。

 

近所のスーパーで籠やカートを片づけたりしている中高年の方はいつも笑顔で、気さくに話しかけてくれたりと、働いていることが楽しそうでいつも元気をもらいます。

 

その方を見ると、自分自身は仕事に対して真摯に向き合っているのかと厳しく問われている気分になります。

 

面と向かって話したりしていない関係でも、人生に影響を与え合っているということを再確認しました。自分も周りに良い影響が与えられる人物になりたいと心から思います。

 

 

 

アドラー心理学VS行動分析学

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アドラー心理学VS行動分析学です。

 

アドラー心理学

 アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)が創始し、後継者たちが発展させてきた心理学の体系である。
アドラー自身は自分の心理学について、個人心理学(英: individual psychology)と呼んでいた。それは、個人(individual)が、in(=not) + L.dividuus(=devisible 分けられる) + al(の性質)=分割できない存在である、と彼が考えていたことによる。日本では、アドラー心理学(英: Adlerian psychology)の呼称が一般的である。
アドラーが自分の心理学について個人心理学と呼んだように、アドラー心理学では、個人をそれ以上分割できない存在であると考えることから、人間の生を、個人という全体が個人の必要な機能等を使って目的に向かって行動している、というふうに考えている。より具体的には、人間は相対的にマイナスの状態(劣等感を覚える位置)から、相対的にプラスの状態(優越感を覚える位置)を目指して行動している、と考えている。(Wikipediaより引用)

 

行動分析学

 行動分析学(こうどうぶんせきがく;Behavior Analysis)とは、バラス・スキナー(Burrhus Frederick Skinner)が新行動主義心理学をさらに改革し、新たに起こした徹底的行動主義(radical behaviorism)に基づく心理学の一体系である。歴史的には、フロイトユングらの精神分析学に対抗する形で発展してきた。行動分析学とは字義通り人間または動物などの行動を分析する学問である。行動は、生物ができるすべての行動を対象とする。具体的には、独立変数(環境)を操作することで従属変数(行動)がどの程度変化したかを記述することによって、行動の「原理」や「法則」を導き出す。これを実験的行動分析(じっけんてきこうどうぶんせき;Experimental Analysis of Behavior)という。これにより、行動の「予測」と「制御」が可能になる。その成果は、人間や動物のさまざまな問題行動の解決に応用されている。これを応用行動分析(おうようこうどうぶんせき;Applied Behavior Analysis)と呼ぶ。行動分析学の基本的な「原理」は、レスポンデント条件づけ(別名古典的条件づけまたはパブロフ型条件づけ)とオペラント条件づけ(別名道具的条件づけ)の二つにある。(Wikipediaより引用)

 

行動分析学は賞と罰を用いて、人間がある刺激を与えるとどんな反応を示すか、実験と観察を繰り返しながら打ち立てられた学問です。

 

動物実験が理論的な基礎になっているので、嫌悪感を抱く人も多いです。電気ショック等で動物を制御するイメージでしょうか。

 

創始者のスキナーは「嫌子を使ったコントロールを否定し、好子によって制御される社会を作り上げること。」を目標にしていました。要するに罰を使うことには否定的でした。

行動分析学では「60秒ルール」というものがあります。60秒以内に好子が出現しないと行動は強化されないというものです。

 

・相手が笑っていない→冗談を言う→相手が笑っている。

 

冗談を言った直後に相手の笑顔があることで、行動が強化されていくというわけです。

 

私も日常で気にして使っています。話を聞いた後に笑顔を返すと相手も私に話しかけてくれる行動が増えることが期待できますし、こちらも気分がいいものです。

 

 

アドラー心理学では問題解決に「勇気づけ」を用います。

褒める「ゴールキックをミスするなんて、お前にはガッカリしたよ。

 

勇気づける「ゴール・キックのことでガッカリしているようだけど、角度とスピードがすごかったよ」(失敗したときも)

(岩井俊憲 勇気づけの心理学より)

 

勇気づけることは、褒めることとは違い、相手に共感することで、継続的な効果があります。また、勇気づける人の態度、勇気づける人とされる人の関係性、言葉以外のノンバーバルコミュニケーション、相手に関心を持つことが非常に重要になってきます。

 

また、勇気づけることは達成したことだけではなく、無条件に行うものです。

 

 

教育界では、賞罰を用いる行動分析学が支配的でした。アドラー心理学は賞罰に否定的です。

 

賞と罰を子どもに使ったら、教育上、次のような問題点があります。

 

①賞罰を与える上位者と与えない上位者を下位者が区別して、上位者に対する下位者の反応が異なる。いわゆる「顔色を見る」態度である。

②賞罰は、上位者の感情に左右され、下位者の行動と上位者の与える賞罰との間に一貫性がないことが多い。

③賞罰は、下位者が上位者の評価ばかり気にし、仲間との間の競争心を煽りやすい。

④賞罰は、同じ単位の快・不快を提供していると刺激が弱まり、だんだんエスカレートしないと効果が薄れる。

⑤賞罰は、それを得ようとして、あるいは免れる為に、下位者の不適切な行動を招きやすい。また、それを監督するための上位者の仕事量を増加させる。(岩井俊憲 勇気づけの心理学より)

 

私の職場である自閉症の支援施設でも、行動分析学を使った支援を行い、一定の成果を出しています。しかし、自閉症の特性上の課題や、上記の問題も起こっています。

 

障害を持った方は自分に自信がない方もおり、自己肯定感が低い方もいます。自己肯定感が低いと地盤の緩い土地に家を建てるようにどんなに立派な家を建てようとしても崩れてしまいます。まずは自分に自信をもってもらうこと、自分を大切な存在であることを自覚してもらうことが必要になります。そこでアドラー心理学の「勇気づけ」を活かすことができるわけです。

 

私が感じているのは、行動分析学アドラー心理学も血が通っている暖かい学問だということです。どちらが正しく、どちらが間違っているとは言い難いものがあります。

 

人間を理解すること、相手を恐怖を使わずに良い方向に導くということは本当に難しいことで、どちらの学問を使っても忍耐が必要です。ガチガチに考えずにのんびりと課題に向き合っていきたいものです。

 

 

 

アドラー心理学と堀江貴文

 

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ホリエモンが好きです。

 

堀江貴文 堀江貴文という生き方 別冊宝島

堀江貴文 本音で生きる SB新書

 

ホリエモンも本の中でアドラー心理学を引用しています。

 

私としては「嫌われる勇気」一冊を読めば、一気に変わると思ったのだが。あれだけわかりやすく他人に振り回されず成功できるメソッドを説いた本がベストセラーになっても、世の雰囲気は変わらなかった。『嫌われる勇気』が売れた分の人数が全員、新しいことにチャレンジしていたら、古い固定概念は一新されると期待したのに。(堀江貴文という生き方)

 

気持ちはわかりますが、「嫌われる勇気」を読んでいきなり脱サラ起業する人はいないでしょう。起業して生き残るのは1割と聞けば、当然です。我々はまず生き続けなければなりません。

 

堀江さんの生活を下で支えているのは、起業に関心なく、日々を必死に生きている人たちです。美味しいものだけ食べたいとのことですが、作るのは起業している人だけではないのです。 現代の日本の問題は、中間に生きている労働者の収入が減って金持ちと二極化して行き、サービスが低下していることです。

 

その問題をどのように解決するか。「普通に働いている人もアドラー心理学の知識によって幸せにすること」が私の小さな目標です。

 

 

「多少は邪道だとか批判を受けてでも、自分だけの武器を活かして、まず周りと違うことをやれば、突破のきっかけになる」

 

私もホリエモンに助言を頂き、自分のスペシャリティーを探してみました。

 

・本屋にいくことが好き。

自己啓発本が好き。

・心理学に興味がある。

・家にたくさんの玩具がある。

・対人の仕事を16年続けてきた。

 

自分にとっては大したことないこと、恥ずかしいと思っていることも、活かせば資源。

活かすことで、このブログも始めることが出来ました。

 

ホリエモンは「生きる目的は楽しく、幸せに生きること」と言っています。その点に関してはとても好感が持てますし、これからもホリエモンの考えを生活に活かしていきます。