幸せになるのは義務?!アランの「幸福論」②
アランの「幸福論」の中にある想像力は毒なのでないかという話。
まったくその通りです。
ある方に私の子供が学校に行って虐められたらどうする?…と話されてとても不安になったことを思い出します。今1歳なのに、今考えても悪い想像しか出てこないことは明白です。
人生の中で不安な要素などいたるところに転がっています。
・大地震が起こったらどうしよう。
・少子高齢化の日本はこれからどうなる?
・宝くじが当たったら家に強盗が来るのではないか。
・イエローストーンが噴火したら人類が滅亡する。
・今大事な話をしているのにおならが出たらどうしよう。
・いま話している人がおならをしたらどう対応したらいいのだろう。
・韓国の原発が事故を起こしたら、日本で脱原発なんていっても意味がないのではないか。
・北朝鮮のミサイルが飛んで来たらどうしよう。
・ハニートラップに引っかかったら人生が破滅する。
・会社がなにか不正を働いていて業務停止になる。
・大好きなコンビニのミルクフランスパンがこれ以上値上がりしたらどうしよう。
様々な想像が苦しめてきます。
自分がどれだけ気を付けていても、子どもが問題を起こすかもしれない…どうしよう。
そうなったらもうノイローゼです。
教訓ーけっして人に向かって顔色が悪いなどと言わぬこと。(P114)
想像力はすべて良いものとは言えない、むしろ悪影響という話。
想像している暇があったら行動!行動しかない!とアドラー心理学も言ってます。
また、他の人へのネガティブな影響を考えると自分の口から出る言葉は人を元気にするものだけにしたいものです。