本で人は幸せになれるか

本を読むことで人は幸せになれるのか。本の中から人生をどのように生きていくかを学びます。

人生の絶対の真理は諸行無常?人生はカネじゃない

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タイトルに引かれて買ってしまいました。

 

堀江貴文著 「ウシジマくんvsホリエモン 人生はカネじゃない! 小学館

 

 

「人生は諸行無常であり、人生で頼れるのは信用」というのが、この本の結論です。

 

諸行無常とは、この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどないということ。一般的には、世の中の移り変わりの激しさや人の死を嘆くときに使われる。

 

 一時代を築いた時代の寵児であり、今も一線で活躍している人からこのような言葉が出てくるとは、驚くやら悲しい気分になるやら。

 

露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢

 

文字通り裸一貫から天下を統一し、栄華を極めた豊臣秀吉の辞世の句ですが、夢を見ているような、露として消えていくようなはかない人生だったとまさにホリエモンの真理と同じような結論です。

 

とても悲しい結論ですが、実際は永久不変なものなどないから「いま、ここ」を全力で生きようということでしょう。「大切なのはいま、ここ」というアドラー心理学に通じる考えです。

 

しかし、この本の中で一番衝撃だったのはこの文章。

 

 とやかく言われる筋合いはない!という反論もあろうが、マイルドヤンキーのある種の〃楽園〃が成立しているのは、地方交付金があるからと言っても過言ではない。

大都市圏で必死に働いている人たちが生み出した富で、地方の大型商業施設は作られている。いまはバランスが何とか保たれているけれど、本当は不便なはずの地方に、東京のカルチャーを凝縮した商業施設を建てまくって、マイルドヤンキーライフを快適にした経済的負担はやがて甚大になるだろう。

この先、誰が負担するのだろうか。マイルドヤンキーが高額納税者になれるわけがないし、富裕層は海外移住に逃げていく。少子化で総人口も減っていく。長期的に見たら、この国は破綻するパターンに陥っている。そういった構造が理解されないまま、安易に地方活性化の政策が進められるのは、危険だと思う。

 

…ショッピングモール大好きな自分にとっては耳の痛いご意見です。確かに考えてみれば、あのような巨大な建物自体を維持するだけで大変なお金がかかっているはずですよね。

 

ショッピングモールの「いま、ここ」を全力で楽しみたいと思います。