本で人は幸せになれるか

本を読むことで人は幸せになれるのか。本の中から人生をどのように生きていくかを学びます。

どっちが幸せになるの?「自助論」vsホリエモン

f:id:ohashikun:20170227211136j:plain

 スマイルズが「自助論」で言っていることと、堀江貴文さんの主張を比べてみて、「幸せ」になれる方法を探っていきます。

 

堀江貴文さんの主張は一貫しています。「好きなことで生きていくこと」です。

 

本当に大切なのは、好きなことで生きていくことだ。好きなことをしていれば、人は幸せでいられる。私の知っている好きなこと/楽しめることに邁進している人も、皆一様に幸せそうな生活を過ごしている。

夢を叶えられる人間は一握りだと、挑戦することを最初から諦めてしまってはいけない。現代は技術革新により旧態依然の成功とは違うカタチの成功が誕生し、それに伴い新しい働き方が増え続けてきている。

堀江貴文 堀江貴文という生き方)

 

堀江貴文さんには影響を受けました。なによりこのブログに挑戦しようと思ったのも、「ネットを利用しての成功」というモデルを試したかったからですから。成功するのかはわかりませんが…

同じ仕事に15年以上噛り付いている身としては、堀江さんの「ひとつの仕事にこだわって、何年も続けることの意味が、まったくわからない」という意見が身に沁みます。こちらとしてもなんで続けているのかよくわからない。

 

 

自助論での人生の成功は、仕事で汗をかいて「人格者になること」です。

 

真の人格者は、人一倍の誠実さを身につけている。というのも、誠実こそが人生の栄冠であり、世の中における正義もそこから生まれるということを、はっきり理解しているからだ。チェスタフィールドは「君子の成功は誠実さによって築かれる」とまで断言している。(自助論 p287)

 

人格がどれだけ大切かは、私のような人間でも日々の生活からも実感します。会議などでは「なにを言ったのか」より「誰が言ったのか」がとても重要です。人格が伴っていないと「自分が出来ていないのに偉そうに…」と思われるのがオチです。

 

「自助論」は目次だけでも意識が高い!エクスクラメーションマークの乱立です。

 

1章 人生は自分の手でしか開けない!

2章 雨霜に打たれてこそ若芽は強く伸びる!

3章 人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚

4章 向上意欲の前にカベはない!

5章 自分の使命に燃えて生きる!

6章 「実務能力」のない者に成功者なし

7章 楽をするには汗をかけ!

8章 最高の知的素養は一日の仕事から生まれる

9章 人生の師・人生の友・人生の書

10章 人格は一生通用する唯一の宝だ!

 

中堅職員のリーダー研修とかで暗唱されてそうな文言の数々。

 

「自助論」は意識は高いのですが、そもそもスマイルズさんが読んでほしい層は読んでいる暇もなく、一生懸命働いています。死ぬ思いをして働いているフランチャイズチェーンのコンビニオーナーが仕事の合間に読んで士気を高めているとは思えません。自分のような「自称意識高い系」が読んで納得して終わるという矛盾を生んでいます。

 

「自助論」とホリエモン、どちらが幸せになる思想なのでしょうか。

 

堀江さんは、一般に言われているほどお金に固執している(?)訳ではなく、知れば知るほどストイックな生き方をしています。「好きなことをしろ」と言ってはいますが、中途半端なものではなく、「遊びつくせ」と言っています。これはやろうとすると難しいことで、家族を持っているとなかなか実現は遠いです。堀江さんにしてみたら「言い訳」に過ぎないのかもしれませんが。

 

自助論も書かれてから150年、ロボットが単純な作業を行ってくれるこの時代に、ただ愚直に仕事を一生懸命行っても道が開ける訳ではないのでないか等、時代にそぐわないところもあると思っています。

 

自分としての現在の結論は、自分への投資が幸せに繋がるのでないかということです。お金に固執することではなく、人との付き合いを大切にする。好きな場所に出かける。好きな本を「買って」読む。

 

堀江さんの好きなことをするということと、自助論の自己研鑽。

 

どちらが正しいという訳ではなく、良いところを生活に活かしていければと思っています。