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本で人は幸せになれるか

本を読むことで人は幸せになれるのか。本の中から人生をどのように生きていくかを学びます。

愛と勇気だけが友達さ アドラー心理学とアンパンマン

 

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アンパンマンのマーチ

作詞 やなせたかし 作曲 三木たかし

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!

忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも

そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも

嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為

 

 

アンパンマンアドラー心理学の共通点について考えてみました。

 

アドラー心理学の概要

・原因論ではなく目的論

・感情にも「目的」がある。

・劣等感は良いこと。

・すべての人間は対等である。

・人は共同体の中で自分の存在価値を感じ続けるために生きている。

・課題は分離せよ。

・誰に嫌われてもいいので、「人のためになる」と信じることをする。

・大切なのは今ここ。

 

原因論ではなく目的論

アンパンマンが、悪いことをするばいきんまんを「なんでこんなことをするんだ」と小一時間問い詰めているといったジメジメした場面を見たことがありません。

 

感情にも目的がある。

アンパンマンが怒りに任せてばいきんまんを殴ったりしたことはありません。おそらく「アンガーマネジメント」が出来ている状況にあると思われます。

 

劣等感はいいこと。

アンパンマンは欠点が多いヒーローです。水をかけられただけで「顔が歪んで力がでない」とへたり込みます。その後、対策を打っている場面を見たことがないのですが、自分の欠点を受容していると考えられます。

 

すべての人間は対等である。 

 アンパンマンには様々な身分の方が出てきますが、アンパンマンが身分の高い人に必要以上におもねったり、チーズに上から目線で声をかけたりはしていません。

 

人は共同体の中で自分の存在価値を感じ続けるために生きている。

アンパンマンは誰に頼まれるわけでもなく、おそらく給料がでていない状態で「これからパトロールに行ってきます」と出かけていきます。恐ろしく多い崖からの転落事故にも「偶然」遭遇し、人々の命を助けています。共同体の中での自分の位置づけがはっきりしています。

 

 課題は分離せよ。

 アンパンマンばいきんまんに対して「僕はあなたのために言っているんだが、もう悪事はやめないか」とばいきんまんの課題に対して踏み込んでいる場面はありません。あくまでもばいきんまんの悪事の被害が他におよばないように対処しているだけに思えます。

 

 誰に嫌われてもいいので、「人のためになる」と信じることをする。

 ばいきんまんの被害は深刻なものがあります。人々は巨大なロボットに追い掛け回されたり、町を破壊されたりします。しかし、アンパンマンバイキンマンのアジトを直接急襲して問題解決を図ったりはしません。かばおくんたちにばいきんまんとの癒着が疑われている可能性もありますが、あくまでも自分のスタンスで人助けをしています。

 

 大切なのは今ここ

 アンパンマンは弱点の多いヒーローですが、劣等コンプレックスにまみれて行動しなかったり、自分は成功していると現在の立場に胡坐をかいて前進しないということはありません。あくまでも「この瞬間」に全力を尽くしています。

 

歌詞の中の「愛と勇気」がなによりアドラー心理学を表しています。

 

おなかがすいている人に自分の頭を分け与え、自分の痛みを顧みず人々に尽くすということが自身の幸福に繋がっていく。

 

結果、アンパンマンアドラー心理学のいうところの「幸せ」の体現者だということが言えます。いかがでしょうか。

 

上記のアンパンマンのマーチですが、深い意味があります。

 

特攻隊として飛び立った彼は
自分が二度と母国の地を
踏むことは無いと知り
胸の痛みを感じつつも
生きている喜びを感じる。

涙をこぼすことなく
恐れることなく彼は飛んだ。

みんなの夢を守るために。

戦いに行くのは自分一人だけでいい。

愛と勇気だけを連れて行くから。

幸せとは何か 
何のために生きるのか
その答えを知らずに生きるのは嫌だ。

時は過ぎ

彼は微笑みながら
特攻隊としての任務をこなした。

まるで光る星が消え行くように。

彼は微笑みながら飛んだ。

みんなの夢を守るため。

 

アンパンマンの原作者、やなせたかしさんの弟さんは

太平洋戦争の際に特攻隊として生涯を閉じています。

 

第2次大戦時、アドラーの弟子たちもほとんどがユダヤ人だったため、多くが強制収容所で命を落としています。

 

「愛と勇気」と「幸せ」の意味について考えさせられます。