拝啓 こけつまろびつ様

あたりまえのことをもっともらしく

大泉洋エッセイ 僕が綴った16年

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本で人は幸せになれるか。

 

どうでしょう。

 

本のことを書いているブログですが、難しい本の話題が出てきません。

 

私に読解力が足りないことに由来します。

 

 

夏目漱石「坊ちゃん」を読んでも

「松山までいって先生を殴ってくる話」

 

ドフトエフスキー「罪と罰」を読んでも

ニートがずっとグチグチをなにか言っている話」

 

ぐらいにしか感想が出てきません。

 

 

さておき

 

今回はエッセイ

大泉洋 「大泉エッセイ 僕が綴った16年」

 

 

大泉洋さん、私が大好きな俳優さんです。

大泉 洋(おおいずみ よう、1973年4月3日 - )は、日本の俳優、タレント、コメディアン、声優。CREATIVE OFFICE CUE(業務提携先はアミューズ)、演劇ユニットTEAM NACS、及び劇団イナダ組所属。身長178cm。北海学園大学経済学部卒業。北海道江別市大麻[1]出身(Wikipediaより)

最近では大河ドラマ真田丸」にも真田信之の役でも出演していました。

 

ビレッジバンガードで見かけてからずっと読みたいと思っていたので、

やっと夢が叶いました。

 

内容は大泉さんの私生活から、大学時代のこと、俳優としての自分、「水曜どうでしょう」のこぼれ話など、笑いあり、涙あり。

 

涙の部分は本気で泣かせに来ます。

 

読み進めていくうちに文章が上手くなっていくことにも注目です。

 

誰しも男なら(?)ビックになりたいと思うものですが、ビックになったらそれはそれで大変だという話。

 

有名になってしまったので、もうカブで日本を走り回るのも難しいでしょうし。「自分のダメな所」をネタにできないことも(成功してしまっているし)面白い話をするには、足かせになりそうです。

 

ともあれ、周りの人たちや、演劇、仕事に対しての大泉さんの誠実さが感じられる、読後さわやかな一冊です。