拝啓 こけつまろびつ様

あたりまえのことをもっともらしく

「できるリーダー」は、なにをしているか? アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」の作り方。

 

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総兵力、150万人。

戦車8000両、軍用機4700機、空母11隻、原子力空母11隻、原子力潜水艦71隻。

 

世界中の軍隊が束になってもかなわない。最強の軍隊から幸せになる方法を学びましょう。

 

 

・マイケル・アブラショフ アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

 

 

「できるリーダー」は、なにをしているか?-その具体的な思考を明らかにする。

 

部下を迷わせない、確たる「一貫性」/「やる気」を巧みに引き出す法/明確な「使命」を共有せよ/チームで「負け組」を出さない/なぜ「この結果か」を考える/「いつものやり方」を捨てろ/あなたはまだ、部下をほめ足りない!/「頭を使って遊べる」人材を育てよ…

 

こういったビジネス本、大好きです。「ある弱いチームが、リーダーが変わったことで息を吹き返し、やがて…」

 

読んだ後にスッキリとした気持ちになります。

 

 

私は、彼らが艦を離れていく第一の理由は、給料が安いせいだろうと思っていたのだが、驚いたことに、実際にはそれは五番目の理由だった。

 

第一の理由は「上司から大切に扱ってもらえないこと」だったのである。

第二は「積極的な行動を抑え込まれること」。

第三は「意見に耳を貸してもらえないこと」。

第四は「責任範囲を拡大してもらえないこと」であった。

 

 

アメリカの自閉症教育の最先端の学校で、教師のレベルの高さを誇っているが、それは教師にとってお金や、生徒に教えることが好子(ご褒美)になっているのではなく、行動を支えているものは100%、スーパーバイザー(監督、管理、監修を担当する人物)からの注目だとのこと。(舞田竜宣、杉山尚子 「行動分析マネジメント」より要約)

 

上司からの注目や承認が、どれほど組織の生産性をあげるかということは行動分析学の立場からも確認されています。

 

 

「働く人の心を理解し、尊重し、彼らとの絶対の信頼感を構成したこと」がこの本の根幹です。

 

 

ただ、

この本の内容をそのまま使ったら大やけどをすると思います。

 

結局、何を言ったかより、誰が言ったかの方が社会では大きな問題なのです。

 

 

人の襟首をつかんで、「俺を信頼しろ!尊重しろ!」というのは無理ですよね。あくまでも謙虚にいきたいものです。

 

「お前にだけは言われたくないよ」と思われたら、どんなに良い考えも無に帰します。

 

 

しかしながら

 

リーダーが、人を動かすこの知識、私はいつ活かすのでしょうか。

 

今現在、そっちの方がとっても重要。